肩こり

ひどい肩こり

ストレートネックによる肩こり

うつむく・前かがみの姿勢を長くとっていると、かかる負荷が筋肉のレベルを超えて首の骨(頸椎)の異常を生み出してしまいます。

頚椎は7つの骨が連なって構成され、本来は前向きにゆるやかにカーブしています。

このカーブがクッションとなって頭の重みを分散し、首や頭を体の真上に保つことができるようになっているのです。

頸椎の骨格模型

しかし、うつむく・前かがみの姿勢ばかりだと、頸椎に過剰な負担がかかり、このカーブが失われてしまいます。

これが「ストレートネック」と言われる状態で、実はこの状態の人がとても多いです。

ストレートネックになると頸椎のクッション機能が大幅に低下し、首周りやつながっている肩周りの負担も増大するため、首や肩のこり・はり・痛みは悪化します。

今度は筋肉だけでなく、関節にも異常をきたしているので、もみほぐしてやり過ごそうとしても、不調はすぐにぶり返してしまいます。

それどころか、頭の重みと重力によって頸椎と頸椎の間が狭くなってしまい、「首が思うように回らない」というようになってきます。

首が痛む女性

頚椎の間が狭くなって固まった状態になると、周囲にある血管や神経も圧迫されて、さらなる不調に陥ります。

また、頚椎の上部が圧迫されると、首や肩の痛みの悪化や首の動く範囲の制限、腕や手のしびれも現れやすくなります。

肩こりによる頭痛や吐き気

頚椎の上の方が圧迫されると、頸椎にある穴を通っている動脈(椎骨動脈)の血流が悪くなるため、頭部へ血液が送られにくくなります。

すると頭部は「ガス欠」のような状態になり、頭痛・吐き気・めまいだけでなく、「耳鳴りやイライラ」「自立神経失調症」などの症状を引き起こします。

頭痛がする女性

肩こりの症状を悪化させないためにも、普段からよい姿勢を心掛け、定期的に体のメンテナンスを行いましょう。

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