腰痛

姿勢の悪さによる腰痛の改善例

体の状態と症状

腰痛で20代女性のお客様が来店されました。

一番の訴えは腰痛でしたが、慢性的な肩こりもあるようです。

腰を押さえる女性

主な症状

「前かがみになると痛い」「座った状態から立ちあがろうとすると痛い」など、上半身を前に曲げても伸ばしても痛い状態

症状の原因

「姿勢が悪い」というご本人の自覚の通り、猫背で頭が前に落ちたような姿勢が日常化している様子でした。

パソコンやスマホを長時間触ると誰でもそうなりがちですが、近視でものに顔を近づけて見ることも、前かがみという姿勢に関係しています。

ちなみに、頭の重さは体重の約10%ほどあると言われており、正しい姿勢の時は首と背骨で負荷を分散して支えています。

姿勢の比較

このような姿勢だと、背骨のS字カーブ=生理的弯曲が崩れてしまい、重力による負担を分散させて回避するという本来の機能が発揮できません。

余分な負荷がかかることで、筋肉は常に緊張状態で収縮し、可動域が狭められてしまいます。

その結果、血流も阻害されてコリや痛みなどの不調が出るのです。

施術の内容

背面の筋肉や筋膜を緩め、骨盤を整えて、さらに首や腰の骨のアーチを取り戻せるようにします。

「楽にはなった」ということでしたが、すぐに痛みがぶり返すのではないかと心配されている様子でもありました。

しかし、数日後には腰痛がなくなり、その後も再発は見られないということです。

アフターケアと予防法

腰痛の再発を防止するためには、以下のような取り組みをすることが大切です。

  1. 店舗で指導する「体の背面を緩め、筋肉や骨格のねじれや歪みを改善し、背骨のS字カーブをつくる運動」を行う
  2. うつ伏せの状態から両肘をついて上半身を反らしていく姿勢(マッケンジー体操)を取り入れていく。
  3. 肩に頭をのせるイメージであごを水平に引き、肩甲骨を背骨に寄せて胸を開き、骨盤を立てて背中のS字カーブを保てるように心がける

腰痛でお悩みの方や気になる方は、当店までお気軽にご相談ください。

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